2014年1月15日水曜日

『大脱出』と『インシディアス 第2章』


新年一発目の映画鑑賞ということで1/10に『大脱出』と『インシディアス 第2章』を観てまいりました!


スタローンとシュワルツェネッガーの待望の共作〜!!ってことなんですが、ぶっちゃけ『大脱出』かなり大味でしたw 何が大味ってそれバレるだろ!という脱走方法をスマートにやってのけたり、監視側が非常に甘かったりととにかく大味!でもまぁ金曜ロードショー観てるみたいでオッケー!!・・・なんですが、全体の大味ぶりや監獄のスケールに比べてアクションがやや小粒かな〜と。ラストは船全部爆破しても良かったよ。
と言ってもやはり、スライとシュワの陰と陽みたいな関係性も実人生に比例しているようで面白かったし、二人が一緒のスクリーンに収まってるのは凄い。熟練された筋肉の重々しいぶつかり合いはたまりません。特にスライがシュワをバックドロップするのは笑っちゃいました。
僕が行った時間が朝イチだったこともあるのか、若い観客が全然いなくて寂しかったですねぇ。みんなジェイソン・ステイサムや韓国系の無駄な動きを排したスマートなアクションに慣れちゃったせいもありそう。そもそも80年代、90年代の映画を積極的に観ようとする機会がないのかな。




そして!!期待を裏切る面白さだったのが『インシディアス 第2章』!まず持って、女子高生グループ二組に、隣が高校生カップルという最高の鑑賞コンディション!みんなビクビク キャーキャー最高でした。これ以上の演出はないでしょ!


んで 本編ですが、一作目のオープニング成績の3倍も興行収入叩き出しているメガヒット作な反面、正直この手の二作目はヌルいんだろうな…つってもジェームズ・ワンだからね!?と微かな期待を寄せて実際に蓋を開けてみたら…なかなかの傑作でした!!!監督の前作『死霊館』も好きですが今作の方が好きです。まあ、あちら実話ベースなので毛色はだいぶ違いますがね。
一作目を観てないと絶対に分からない作りになってます。今後鑑賞を考えてる人は絶対に一作目を観てからにしてください、そうでないと観る意味がないです。と言うのも一作目の細かなキャラ造詣、舞台、幽霊などすべてが最大限に活かされている上に、まさかのホラー映画でループものという凄い構造になっているので!物語の始まりも、一作目の衝撃のラストから始まるのかと思いきやアバンタイトルでジョシュの幼少期 つまり黒い老婆に苛まれているときまで遡る。てっきり「一作目の赤い顔の悪魔が憑いて来ちゃったのか!?」と思っていると、そこの部分をフックアップされるからいきなり先が読めなくなって楽しいです。なので今回は謎解き要素も多い。一作目のクライマックスが現実世界に幽霊が侵攻してくるのに対して、 "彼方" まで原因究明に向かう一作目のような展開に加え、今作は取り憑かれた生身の人間が家族を襲うというまた別のアプローチ!シャイニング』や『13日の金曜日』のような追跡劇にアドレナリンが出ました。
画面全体のデザイン前作の赤基調に対し今作は赤と青。前作のストレスフルな赤に負けず劣らずの決して安らぎとは程遠い青の使い方も素晴らしかった。悪趣味なタイトルコールやラストも健在でジェームズ・ワンやっぱ最高だよあんた!!!
今作を最後にホラー映画から身を引くらしいです。かなり寂しい気もしますが次回作はあの『ワイルド・スピード7』ですからね。ポールが亡くなった穴をどうカバーしているのか手腕が問われますね。
今でしか劇場で堪能できないワン監督最後の(?)ホラー映画です。ぜひ観て頂きたい!

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