画像は『KICK-ASS 2』からヒットガールの新着イメージ。今作や『キャリー』のリメイクなどしっかりキャリアを重ねてすっかり10代ハリウッド女優では抜きん出た存在になったクロエちゃん。結構ジャンルものの出演が多いから常にヒヤヒヤさせられるだけに、今後は『ゾンビナース』みたいなゾンビが出てこない金返せ級の駄作などは蹴散らして仕事を慎重に選んでいってほしいところである。
先日『ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日』と『テッド』を観たところ、内容どうこう以前に上映前に何作か予告編が流れるのだが、それらの主人公の名前がJで始まる名前ばっかりでそれが気になってしょうがなかった。
『トワイライトサーガ/ブレイキング・ドーン Part2』のジェイコブ、『ゴーストライダー2』のジョニー、『ダイ・ハード ラストデイ』のジャック、ジョン、『アウトロー』のジャック。思い返せばそのJラッシュは『ゾンビデオ』の杉作J太郎氏から続いていたのかもしれない。
そんな箸にも棒にもかからない話はいいとして、『ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日』
ベンガルトラのリチャード・パーカーと漂流するというトンデモ展開や透き通る海の表情、隣の女性がビックリしすぎて両手に抱えてたポップコーンの箱を破裂させるほどの3D映像などとにかく力が入っていて視覚のアトラクション的凄みがあり必見。主人公のパイ役を務めた新人スラージ・シャルマ君の演技も鬼気迫るものがあり、精神的成長をとげるこの物語の理に適ったキャスティングといえる。そして予告編だけ観てる人には漂流序盤の今まで見たことのないある展開の方が驚愕必須であることは間違いない。僕はこのシーンが頭からずっと離れない。ぜひ劇場で、できることならIMAX 3Dでの鑑賞をオススメしたい。
そして宣伝の力の入れようが半端じゃない『テッド』。
「ファーファの会計士かよ。」とぼやくテッド。個人的に劇中で一番愛おしく感じるシーン。
愛すべきクソボンクラレンタカー会社の受付員ジョンに超絶下品で破天荒だが良識も持ち合わせるテッドという、誰しもそんな人が周りにいるであろう懐かしくもあり苦いような思い出を引き起こす今作。思った以上にご都合主義であるが故に二度目の奇跡は必要なかったのではないかと思ったり。その時点でこの物語は終結してるし、もはやその後のハッピーエンド展開は『ロッキー』の試合の勝敗に通ずるものがあるのかもしれない。町山智弘氏と全国のTwitter利用者による日本向けのローカライズも気が利いていて面白い。分からないネタはパンフレットがきちんと補完してくれている。確かにド下ネタやコアな映画ネタなどは多いが、とにかく笑えて泣けてデートムービーには持ってこい。この映画を観て引かれてしまうようならその子とは別れて、スター・ウォーズ エピソード7をコスプレして一緒に観に行ってくれるような友人を大事にしたほうがいい。
現在公開中の作品のパンフレットを眺めていると前売り券コーナーが。
そこにはシュワちゃんがI'll be backと言ってから10年目の新作『ラストスタンド』とワシントンの新作『フライト』の記載が。
正直な話、前売り券というものを購入したことがなかったので今回前売り特典も面白そうで利便性の高そうなものだったので1枚ずつ購入。
こちら『ラストスタンド』の前売り特典 スタンドメモ。マグナムリボルバー片手にシュワちゃんが立つ!しかもシュールなパラパラ漫画付き。勿体無くて使えない。
こちらは『フライト』の前売り特典のアイマスク。シンプルながらしっかりしていて何より耳にかけるタイプじゃないので耳の付け根を痛めることなく光を遮り、安らかな眠りに誘ってくれそう。
1月ももう終わり。今月は紀伊国屋レーベル名画祭に足を運んだり、溜まっていたやるべきことを処理できてなかなか効率よく動けたかなと。ということで、来月もよろしくお願いします。