2016年3月27日日曜日

結局人死んでるじゃん!いいえ、ここには人はいません。『バットマン VS スーパーマン ジャスティスの誕生』



『バットマン VS スーパーマン ジャスティスの誕生』(字幕)

原題:Batman v Superman : DAWN OF JUSTICE
2016/アメリカ/152分
監督:ザック・スナイダー
脚本:クリス・テリオ、デビッド・S・ゴイヤー
出演:ヘンリー・カビル、ベン・アフレック、エイミー・アダムス、ガル・ガドット、ジェシー・アイゼンバーグ 他

ストーリー:バットマン(ベン・アフレック)は、両親の殺害現場を目撃したという過去のトラウマから犯罪者一掃に力を注ぎ、一方超人的能力を持つスーパーマン(ヘンリー・カヴィル)は、その力を人類のために惜しみなく使ってきた。だが、その破壊力の強大さゆえに、スーパーマンは人々からバッシングを受けるようになり……。


※ネタバレあり

公開日当日にIMAX 3Dにて観て参りました。
レイトショーでしたが流石の話題作とあって老若男女でほぼ満員でした。
感想としてはですね、DCフィルムズ(DCコミックキャラクターを映画化していくプロジェクト。マーベルにおける各キャラのクロスオーバーや、アベンジャーズとしての活躍など、ああいう感じ)の第一弾であり、ザック・スナイダーの前作でもある『マン・オブ・スティール』(以下MoS)には人死に出過ぎじゃね?という最大の問題点があったんですが、そこへの気配りは続編、そして前作の解答として申し分ないものだったと思います。そして僕が観たかったバットマンアクション、魅惑のワンダーウーマンと予想を超えたサービスまで。ええ、凄く好きですこの映画。

タイトルコールにてブルース・ウェインのこれまでが語られます。劇場帰りに両親が暴漢に銃殺され、その後行われた葬儀からたまらなく逃げ出し、そして井戸へ転落。ここでバットマンとなるきっかけであるコウモリの大群に恐怖する場面があるのですが、過去のどのバットマンシリーズよりもコウモリに対する畏怖の念がしっかりしていて「あ、こりゃ恐いわ」とブルースと同じ目線に立たせてくれるのは秀逸でした。あの洞窟の隙間からぶら下がるコウモリの大群に見られ、襲われる恐怖。そこからコウモリの大群と共に文字通り上昇する抽象的で映画的な演出も良い。
タイトルの出し方も細めのフォントでサラリとしていて実にスマート。ノーラン印であるエンドクレジットにドヤ顔で出すのは今回はなし。
徐々にスナイダー色を出してノーランから脱却している傾向にあると思います。

そして物語はMoSのクライマックス、スーパーマンとゾッド将軍との闘いから始まります。先述した人死に出過ぎ問題の真っ最中です。崩壊していく街の中にウェイン社が所有するビルが。そこへ駆けつけるブルース。だがビルは崩壊、9・11のような悲惨な光景を前に、ふと空を見上げると破壊の限りを尽くすスーパーマンが。
そうです、今作はあの闘いで大切なものを失い、スーパーマンに憎悪を抱くブルースの視点から始まります。そしてこの視点はMoSに対して疑問を抱いていた観客側の視点でもあります。この視点の持ち主がいる、そしてそれがバットマンであるという時点でこの映画勝ちだと思います。




ベン・アフレックのブルース/バットマンも凄くいいです。40代に突入し、長年の闘いに疲れているという設定は今までにない新たなバットマン像として新鮮。
バッキバキの筋骨隆々の肉体に窮屈そうなスーツ姿は非常に観ていてアガります。それでいて流れるようなアクションも今までのバットマンにはなかった要素。これは完全にゲーム 『バットマン:アーカム』シリーズの系譜ですよね。周囲に囲まれた敵を格闘、ギミック、周囲の物を駆使して倒す。ノーラン版で物足りなかった部分を完全にクリアしていると思います。
コスチュームも原作に忠実なシンプルなデザインながらその上からロングコートを着たり、対スーパーマン用アーマーになったりとサービス満点。
今後DCフィルムズにてベンアフバットマンが観れると思うと楽しみでなりません。




ガル・ガドット(ワイスピシリーズに出てたよ!)演じるワンダーウーマンもおいしいの何の。その美貌と健康的なエロさ。たまりません。
その正体はメタヒューマンという古来から存在する戦士種族。マーベルのビジョン以上に盾と剣を持つアマゾネス戦士という現代で映像化するには厳しいキャラデザであるにも関わらず、ガル・ガドットの魅力が爆発していてそんな懸念は吹き飛びますね。早く来年公開の『ワンダーウーマン』が観たくてしょうがありません。

話は戻りますが、戦闘になるとやはり人死に出過ぎ問題は今回も浮上します。ド派手なバトルは不可避な訳です。
ちなみにヴィランはドゥームズデイ。原作ではスーパーマンを倒したとされ、スーパーマンと同等の力を持ち、あらゆるエネルギーを吸収し力に変えていく強キャラ。外見はハリポタや指輪物語に出てくるトロル系なので、もう少し新鮮味のあるデザインが欲しかったのは正直なところ。
そのバトルは壮絶なものでスーパーマンとワンダーウーマンは吹っ飛び、街を破壊します。
今作はブルースが観客視点でスーパーマンに憎悪し、スーパーマンとは人類にとってどういう存在かを議論し、スーパーマン自身は社会不適応だと自覚しつつも、それでもやるんだよ!と再起するという流れなんですが・・・結局バカスカやってたらMoS変わらないよねと思ってしまう


が、


そう思った直後に誰かが「ここには人はいない」、「ここは廃墟だ」としきりに無人アピールするんですよ。これは流石に笑いましたね。確かにそう言うしかないよねっていう。でも正直、人死んでるよね?

そういう部分やクリプトナイトを巡るすったもんだとか大味な粗はあるものの、総合して僕は大好きな作品でした。
ジェシー・アイゼンバーグのルーサーも最高ですね。ヒース・レジャーのジョーカーにも引けを取らない演技だと思いました。いつ坊主頭になるのかワクワクしましたね。
ロゴフェチな身としてはワンダーウーマンがルーサーの研究データからフラッシュ、アクアマン、サイボーグのロゴをタッチして映像データを観るとことかヤバいですね。仮面ライダーディケイドから顕著になった各ライダーのロゴにも通ずるキャッチーさがあって最高でした。

IMAX 3Dで観るのはオススメです。と言っても2D未見なのでね。2Dでもいいと思うんだよなー。ぼんやりですが、そんな感じです!大好きです!



2016年1月4日月曜日

桜島1号くるぅうう!?『仮面ライダー1号』公開迫る!

つい先日と言っても年末ですが、とんでもない情報が公開されました!
東映スーパーヒーローイヤー第1弾企画として仮面ライダー生誕45周年記念作品『仮面ライダー1号』の予告が公開されましたー!
単発作品なのか、今後のライダーシリーズに絡んでくるのか、キャストもスタッフ不明ですが、唯一公開されてるキービジュアルがります。

それがこちら↓


まさかの桜島1号!

桜島1号とは『仮面ライダー』40話〜41話、49話、51話〜52話に登場した1号のことです。
それまで登場した1号(13話まで)は青銅色のヘルメットやクラッシャー(口元)、ブーツ、ボディにピンク色の複眼、そして2号は黒ヘルメット、銀色のクラッシャー、赤い複眼、腕と足の側面には銀色のラインというスタイルだったのです。
40話で再び登場した1号は黒ヘルメット意外は全て深緑で統一され複眼は深紅になりました。外見が違うだけで性能に代わりはないのですが、とにかく渋くてかっこいいんですよこれが。
ていうか実際に見てもらった方が早い!


こちらが13話まで登場した1号。
実は僕が一番好きなのはコレなんです。


こちらが2号。1号が全体的に暗めだった色調から脱却し、親しみ易い明るめの色調に変更されました。2号はアゴというかエラががっしりしてる印象が強いです。


そしてこちらがその桜島1号。40話と41話が桜島でロケされたことでその呼び名がつきました。
全編通して5回しかこの姿で登場しないこと、そのどれもアツいエピソードということで人気が高いです。暗いとこで見たら複眼とマフラーしか見えなさそうなほど、暗くて激的に渋い。

幾度となく1号、というか"原点回帰"に関してはリメイク、リブートされてきているので、現代版にアップデートするということでオリジナルより明るめになるとは思いますが、期待が膨らみます。
涙ラインや白いベルトなど細かいところも継承されてるみたいなので、スーツの生地もいっそのことライダースジャケットのような皮にしてほしい。アレがかっこいいんだよ。V3以降ないですからね。
スカイライダーやブラック、真や『THE FIRST』、クウガ、ダブル、『MOVIE大戦MEGAMAX』のアクアなど様々な角度からアップデートもありましたがそちらとどう差別化するのかと言ったところも楽しみです。

あとは怪人ですね。
定石としてクモ、コウモリ、サソリ、コブラ辺りですかねー。
桜島1号が登場した際の40話と41話に登場した怪人スノーマン(雪男モチーフ)とゴースター(マグマ、火山モチーフ)でもいいですね。なにせこの2編は藤岡弘復帰を記念した回だったので、当時は凄いビッグイベントだったみたいですからね。
はたまた49話と51話、52話のイソギンチャック(イソギンチャクモチーフ)とユニコルノス(石モチーフ 石って凄いよね)、ギルガラス(カラスモチーフ)でもいい。

『仮面ライダー1号』の公開は3月26日土曜日!!
これは世のお父さん方は観に行くべきじゃないでしょうか!
僕もリアルタイム世代に混じって観に行きます!


2016年1月2日土曜日

2015年 映画ランキング TOP10+5

明けましておめでとうございます!
早速ですが、年末ギリギリまで悩み悩んだ映画ランキングをしたためたいと思います。
結局、今年公開作品の観賞本数は33本でした。少なくて悔しいです。本当に観たいのは極力押さえたつもりですが、観に行けなくてレンタルも間に合わずといったものもあります・・・。
今回はトップ10と、ここがすげーよかった!アレが忘れられない!ってのをトップ10とは別で5本挙げたいと思います。ネタバレあります!
それではどうぞ!


ベストアニマル賞
T-レックス from 『ジュラシックワールド』



よっ!!千両役者!と声を大にして言いたいT-レックス御大。
その登場までのお膳立てが上手く、もうアイツしかいねーだろ!というところでバーン!!と登場し雄叫びを上げる。これがもうかっこよすぎてねー・・・インドミナスも最高でした。


ベストヒーロー賞
ポール・ウォーカー from 『ワイルド・スピード SKY MISSON』


ベストエンディング賞でもあります。
今作のラストは号泣の号泣でした。とても愛に溢れていて映画史に語り継がれる追悼シーンです。本当によくまとめたと思います。
もう彼には会えませんが、家族を守り続けていく事でしょう。



ベスト続編賞
『戦慄怪奇FILE 超コワすぎ!FILE01』


前シリーズで壮大な終結を見せたコワすぎシリーズがリニューアルして再出発ということで、パラレルワールドになっています。前シリーズと対になる形で今回はAD市川の過去や家族になにかあるのを匂わせているのが憎いところ。
人間臭い不器用な愛に溢れた人間ドラマが見所ですが、この路線がどういう広がりを見せるのか非常に楽しみです。


ベスト最大瞬間風速賞
雨の路地裏シーン from 『新宿スワン』


この映画のここが最高だった!という最大瞬間風速シーンを切り取りたかったので今年から増設した賞です。
綾野剛演じる龍彦が山田孝之演じる秀吉と初めて衝突する雨の路地裏のシーン。秀吉勢力の強大さを誇示するが如く龍彦をボコボコにするんですが、明らかに演技を超えている暴力のつるべ打ちで山田孝之の後ろにいる俳優達も、観てるこっちも、え?これ大丈夫?と思う事必至の凄まじいシーン。
メイキングでは山田孝之本人が「涙が溢れるほど気持ちが入りすぎて凄くいいシーンになった」と。なかなか観れるものじゃないです。凄かった。


ベストヴィラン賞-1
リッチモンド・ヴァレンタイン from 『キングスマン』


人間の凶暴性を増加させる信号を出すマイクロチップを配り人口減少を図るフリーキー悪役。ジョブス的カリスマでメディアを利用して加速的に地球支配を進める様は観ていて痛快この上なく、僭越ながら選ばせて頂きました。
サミュエル・L・ジャクソンのキャリアでもかなり上位に食い込むベストアクトじゃないでしょうか。



ベストヴィラン賞-2
カイロ・レン from 『STAR WARS / フォースの覚醒』


新たな暗黒面の使い手で十字ライトセイバーを持つ彼。その実はいい意味で小粒なキャラ造形がたまらないものでした。
究極のおじいちゃんっ子であり見習うべきDIY精神の持ち主なんですが、ラストでズタボロにされてしまったのでその精神でベイダーと同じ呼吸器や生命維持装置を自作して次回登場してもらいたいものです。


↓ここからトップ10です!!↓




10位『007 スペクター』



僕の映画ランキング2013年の1位だった『スカイフォール』の続編ということで大いなる期待を持って観賞しましたが、残念ながら中途半端でした。
クリストフ・ヴァルツ演じるブロフェルドは捕まらないで今後のシリーズを通して登場して欲しかったし、レア・セドゥ演じるマドレーヌは『カジノロワイヤル』で登場したヴェスパーの立ち位置を意識しているのか彼女を彷彿とさせる言動や展開が多いのですが、今いちヴェスパー以上の存在になれていない気がしたり。そもそも007シリーズのお約束として死んで欲しかった!
もちろん好きなところもあります。
スペクターの会議シーンは今作で一番好きです。計算され尽くしたライティングからのブロフェルドの登場は、長年待ち続けたファンも満足するほど良かったのではないでしょうか。
そして一番は、前作『スカイフォール』で別次元の映画まで押し上げてしまった007シリーズを、それまであった優雅さとバカさと大味さを持ち合わせたテンションに軌道修正し、次のシリーズに繋げるという大仕事を前作と同じ監督がやったというところに大義があると思い、10位にした次第です。


9位『オン・ザ・ハイウェイ その夜、86分』


問題が起きた仕事への対処、私生活を取り巻く家族や女…
コレを観た日に偶然にも似たようなことが起きたもんだから、何か胃にズンと落ちるような感覚で鑑賞。
自分が犯した過ちに落とし前をつける為、86分間車を走らせる男の物語だが、出演はトム・ハーディのみで舞台はハイウェイを走るBMWの車内のみ。
2時間前まで堅実に歩んでいた人生が、ちょっとの会話で少しずつ崩れ去り、気付いたときには何もかも失っている生々しさ。それでも堅実に生きてきたせめてもの救いがあるラストは凄くグッと来た。窓や車体に映るハイウェイの美しさも良い。
子供は苦手だけど、悪くないなぁと思えた作品。


8位『ミッション・インポッシブル / ローグ・ネイション』


トム・クルーズ凄過ぎだろ。
生身のアクションがもう頭イカれてる領域ですよ。ほぼほぼ自分でやってるのもヤバいんですが、一番驚いたのは水中で6分間息止められるって、もう怖!!
次作はパラシュートなしでスカイダイビングでもするんじゃねーのか?



7位『FORMA』


渋谷アップリンクにて鑑賞しました。厳密には今年公開ではないのですがご容赦ください。
『ゴーン・ガール』とは違う女と男とかまし合い。徐々に充満していく取り返しのつかない嫌悪感が最高。演出、音楽、編集をできる限り排した作風が実験的ですが申し分なく劇映画として成功していると思います。

何が真実で何が嘘で何が目的なのか高度なやりとりは難解。何か見落としてるのか、それとも俺が男だからなのか分からないのか。語り尽くしたくなる映画です。未だ限られた劇場で上映されているみたいですが、都内で上映する際はもう一度観に行きたいです。
6位『グリーン・インフェルノ』
楽しかった!これはもうその一言に尽きます!
2015年に食人族映画なんて嬉し過ぎます。ソーシャルジャスティスウォーリアー(所謂、意識高い系。SNSやメディアで流れるニュースに対して涌く瞬間的な浅い怒りや正義感を用いて糾弾する団体及び人間のこと)を主題として取り上げてるんですが、ヤハ族の故郷を変な企業に奪わせやしねえ!と意識高らかに行動するものの、そのヤハ族の餌食になるという爆笑展開。
キューピー3分クッキングばりの手際のいい調理シーンや、イーライ・ロス映画に欠かせない"小さな勇気"がもたらす人間讃歌には毎度のことながらグッときました。


5位『リアル鬼ごっこ2015』


物理的な鬼ごっこを予想していたのに、追っ手が風(!?)や別次元からやってくる殺し屋なんですよ。最終的にはゲームの中の世界という衝撃の展開が待っているのですが、最期の最期で自分が逃げてきたもの、或いは闘ってきたものがそのキャラクターに課せられた運命そのものだったという映画自体の捉え方が180度変わる構造になってるんです。
もう良い意味で裏切られまくって、ここまで一つのテーマを別角度から切り取った映画はそうそう無いと思います。トリンドルさんの演技も凄く良かったです。


4位『セッション』



自分も手から血が出る程ドラムの練習をしたものですが、「すいません!所詮アマチュア以下です!」と頭を下げたくなるようなフレッチャーの拷問レッスンに戦慄。
ただそれに対し「ふざけんな!死んじまえ!」と野心溢れるアンドリューも、これまたバンドメンバーから、
走ってるだの何だの言われ「ふざけんな!」と猛練習する自分と重なり、これは他人事ではないぞという想いで観賞。

スティック、自動車事故、密告などの演出が上手いこと。徐々にテンポアップするスネアから始まるアンドリューとフレッチャーの出会いから、アンドリューが逆襲しフレッチャーと同じ狂気の段階へと進むラストもテンポアップするスネアで締めるという円環構造もなかなか。


3位『キングスマン』



なかなか見たことないスパイ映画で予想に反する面白さでした。
007のようなスタイリッシュさも有りつつ、小気味いい毒っ気がいいスパイスになってる。中盤からは大好きなチーム訓練ものときて(マシュー・ヴォーンで訓練ものと言ったら僕は『X-MEN ファーストジェネレーション』が浮かぶ)、ダメ男の再起復活からの、継承の物語にシフトしていくのが凄く良い。ベストヴィランにも選んだリッチモンド・ヴァレンタインも良い!!
頭がカラフルなキノコ雲を上げてポンポン爆発していく映像はよく分かりませんが観た事なくてめちゃくちゃ興奮しました。



2位『マッド・マックス / 怒りのデス・ロード』



もう1位ですよこれは!1位とかってレベルじゃないんだけど、とにかく凄いんだこの映画は!
とにかく観た事ない映像の数々に、名ゼリフのつるべ打ち、愛すべきキャラクター達、シンプルなプロットの中にある崇高なテーマ「我々は物じゃない!生きている人間なんだ!」という超根本的な人間のあるべき姿を追求した傑作中の傑作。カルト的伝説、映像バイブル、人類史、もう何言ってるか分からなくなってきましたが、いろんな人がいろんな言葉でいろんな場所で賞賛しているので、それだけで充分だと思いますが、とにかく凄い映画。ほんとに、凄い。凄いんだこの映画は!!


1位『スター・ウォーズ / フォースの覚醒』


悩みに悩んだ今年の1位はこれですよ!
直前までマッド・マックスだったんですが、いろいろ考えた結果ですね、前提として自分の為のブログであり映画ランキングな訳でその年に最も記憶に刻まれたものを1位にするべきなんですよ。
それを考えたときに、徐々に公開されていった予告編やメイキングや情報、それに伴う無数の憶測や妄想、SWバトルフロント ジャクーの戦いをDLして隅々まで行った探索、チケット争奪戦、公開前夜からIMAXのカウントダウンまでの半端じゃない緊張感、今まで観た事のない劇場に客数、混乱状態、観賞直後のみんなが胸を撫で下ろし歓喜し語り合う幸せな時間・・・、どれを取っても僕が今まで関わって来た映画の中で最も大切な時間をもたらしてくれたんですよ。友人や家族や、映画やSWに興味のない人とも関われたという点を踏まえると、コレは1位だろ、と。
内容に関しても素晴らしいです。役者の演技も本当に本当に素晴らしいし、製作陣の尋常じゃない愛情を感じます。死んでもおかしくないプレッッシャーの中でこれほどのものを作り上げたのは賞賛に値します。

今年はアンチCGの作品が多くて、マッド・マックスの半端じゃない車やアクション、ミッションインポッシブルの飛行機アクションや水中アクションもありますけどね。この映画はその最たるものだと思います。
次回は『ルーパー』のライアン・ジョンソンが監督とのことですが、この路線は変えないでほしいですね。プリクエルみたいなCGも嫌いじゃないんですが(プリクエル世代なのでそこまでの嫌悪感はない)やっぱりロボや宇宙人の実在感と感触が伝わってくるのがスター・ウォーズだと思うんですよ。よろしく御願いします。ほんとに。


取り急ぎまとめました。
年始の忙しさにかまけてコレで終わりしたいと思います。
今年はいっぱい映画観ます!それだけです!!
では!




2015年12月15日火曜日

後厄舐めざる如し!


スカイライダー怪人紹介シリーズや『マッドマックス/怒りのデス・ロード』やいろんな記事を書き溜めつつの9ヶ月ぶりの更新になってしまいました。
近況報告です。

長くなるので端折りますが、まーいろいろあった。いつかの日記で「厄年舐めざる如し!」と言っていたのが遠い過去のようなくらい今年は「後厄舐めざる如し!」の年でした。自分次第とえばそうかもしれないが、重なるときは重なるもので本当に心底疲れましたね。まあその話は終わりにして。


映画はもちろん観てきました。
ただ、ちょっと3月に金銭面でいろいろありまして、今までのように1日3本劇場で観るとか、関連資料ホイホイ買うとかが全くできなくってしまって。
2013年の観賞本数は77本、2014年は46本、今年公開作品は恐らく40本未満くらいに収まるのではないかなと。今年はターミネーター、ジュラシックパーク、ミッションインポッシブル、マッドマックス、スターウォーズ、007等のシリーズ最新作が公開されて、もう何?80年代?90年代!?みたいなアガりにアガる裏側で、寄生獣や進撃の巨人等の意欲的な邦画やフォックスキャッチャー、グリーンインフェルノ、ストレイトアウタコンプトン等の絶対観たい映画も沢山ある訳です。
手の届く限り観ていきたいと思います。


ところで、どうですか?スカイライダーの記事の凍結具合。前回の記事の冒頭で書いたこと、図らずも僕が目指した一つの形、「更新日が二年前でしばらく更新されてなくて残ってるブログ」になったのがちょっと嬉しい。まあ9ヶ月ですけどね。

そんな話は置いておいて、今後は以前ようなスパンで更新していきたいと思います。まああくまで自分の為のブログなどでマイペースにやっていきます。
よろしゅう!




2015年3月1日日曜日

新・仮面ライダー(スカイライダー)に登場する怪人が面白い件


ツイッターでも言った事なんですが、僕が中学生くらいのときですかね?初めてネット環境が整ったときに検索したワードって恐らく「仮面ライダー」なんです。当時資料を見ると言ったらレンタルビデオかムック本しかなかったので、画像や記事を漁りまくって「こんな怪人いたなー」とか「こんな技あったなー」とか 新しい世界を楽しんでました。
何が言いたいかと言うと、このスカイライダーの記事もそうなればいいなと思ってるんです。よくあるじゃないですか、更新日が二年前でしばらく更新されてなくて残ってるブログとかサイトって。ああいうイメージですね。
今だと小学生もスマホを持つ時代なので僕が経験したほどの新鮮味はないかもしれませんが、仮面ライダーが好きな少年が初めてスマホやPCを使って仮面ライダーの何かを検索したときにこのブログに出会って楽しんで貰えればと、そういう想いと願いを抱きつつ書いていこうと思います!

前置きが長くなりましたが、今回は第18話から第25話まで紹介したいと思います。
今回から新しい幹部 魔神提督が登場しますし、栄光の7人のライダーも徐々に登場します!


それではどうぞ!




シビレイジン
第18話に登場エイ型怪人。元の被験者は不明。鳴き声は「ビリビリビリ」。得意技は専用の電気鞭による攻撃と必殺人間電気椅子。任務は東京の発電所に自身が発揮する100万ボルト電流を加え、 東京を過電圧による大火災に陥れること。
まずお伝えすべきは新幹部 魔神提督だろう。なんと元は南米のNSに就き全世界トップの成績を収めた超絶エリートだということ。その力量を発揮するが如く、冒頭でGM時代に改造人間手術を担当して来たドクタードクを処刑するという完全なる世代交代を行う。
そして魔神提督が送る記念すべき初の改造人間がリオデジャネイロから呼び寄せたシビレイジンである。ベルトに電圧調整器を付け、自在に電圧のコントロールが可能。戦闘員にも電流を利用し、倒されても電流を流せば復活するとういう電気ショック療法まで用いる。オマケに電気そのものになり電線を伝って移動できたりスカイキックが効かなかったりと超強敵である。
最期はアースを巻き付けられた事により電流が外に逃げ、スカイキックを食らい絶命する。





オオカミジン
第19話に登場するオオカミ型怪人。元の被験者はデューク東郷のような暗殺者。鳴き声は「ワオーン」。得意技は殺人音波を用いた遠吠えと頭部分離戦法。任務は殺人音波装置を研究所から奪い、仮面ライダーを抹殺すること。
前回のラストでスカイターボに仕掛けた爆弾を易々と回避されたNSが送る次なる刺客はイギリスのエジンバラから呼ばれたオオカミジン。左耳元に殺人音波装置を仕込むという、原点回帰を意識した今シリーズで初の機械を持ち込んだ怪人となった。とは言え『仮面ライダーV3』の前半のデストロン怪人や『仮面ライダーストロンガー』のブラックサタンの奇っ械人ほどゴテゴテしたデザインではない。
分離した頭部で攻撃したり巨大メガホンを駆使した戦法など、そのトリッキーさは群を抜いているだろう。その威力は強力で戦闘員は即死し、ライダーの動きを封じて重力低限装置を破壊するほど。
音波を封じる作戦として「音には音だ!」と閃いたライダーはスカイターボに乗りメガホンを持っている戦闘員の周りをぐるぐる回り目を回らせるという支離滅裂な行動に出る。オマケに殺人音波装置に破壊され最期はスカイキックを食らい絶命。しかし死して尚、頭部だけで攻撃するどんな状況でも諦めない精神性は見習いたいものである。
変身シーンでは『狼男アメリカン』のようなショッキングなものを期待したがそこまでの予算はなかったのだろう。6カットだけの段階変化に終わった。



    










   


問題のシーン。

こんな感じでぐるぐる回るのである。







クラゲロン
第20話、第21話に登場するクラゲ型怪人。元の被験者は不明。鳴き声は「しぇしぇしぇ!」決して某ドラッグ殺人犯ではない。得意技は触手攻撃と毒子クラゲの生成。任務は毒子クラゲを水道に混入させることとサイダンプと共に仮面ライダーを抹殺すること。
香港出身の為、広東なまりがある。登場時にはドラのSEも。闘いを楽しむ性格でライダーをおちょくりながらコミカルに立ち回る。ライダーとの初戦で衝撃を吸収する皮膚によりスカイキックが効かないことを見せつけた。さながら「北斗の拳」のハート様だ。しぇしぇしぇで触手でハート様でステレオタイプな広東なまりを持つという、久しぶりにキャラが立ちに立っている怪人である。
サイダンプと共に二話に渡ってライダーを苦しめた強敵で、そのサイダンプとは作戦内容をいがみ合ったり、どっちが頭がいいかなど揉め、常に仲が悪い。
第20話のラストで仮面ライダーストロンガーが登場したときはサイダンプに「お前アイツ知ってる?」と聞かれ「さあ?知るかあんなの」と掛け合いの面白さも見せた。ストロンガーはブラックサタンとデルザー軍団壊滅後、東南アジアで活動していた為知らない筈がないのだが。
第21話で作戦を狭い範囲で成功させるもストロンガーに邪魔をされ失敗に終わる。最終的にダムの水に毒子クラゲを混入しようとするが、ストロンガーの超電子ドリルキックを食らい絶命する。



「フンっ!!」とそっぽを向き合ったり、







戦闘中「お前マジ邪魔すんなよ!!」と揉めまくり、魔神提督から怒られまくる。








サイダンプ
第20話、第21話に登場するサイ型怪人。元の被験者は不明。鳴き声は「ガンジー」。得意技は突進と高速移動。任務は大山ダムを破壊することとクラゲロンと共に仮面ライダーを抹殺すること。
インド出身であるがクラゲロンに比べ、インド要素は鳴き声のみ。クラゲロンが策士とすればサイダンプは力馬鹿。魔神提督に挨拶しにNSアジトに向かう際も公道を爆走するとういうエキセントリックぶり。鎧を纏ったような体と腰から伸縮可能な筋交いを出しスカイキックの衝撃を跳ね返すことが可能。自らをダム破壊のプロと呼び、日本のことをジャパンと呼ぶ。
第21話でダムに爆弾を仕掛けるが従業員にあっさり起動装置を切られるという大失態を犯す。昼間にやっているのだから当たり前である。最終的に突進でダムを破壊しようとするも、特訓を重ねて開発された大回転スカイキックを食らい鉄壁の防御が崩される。最期は「クラゲロン・・・俺の仇を・・・!!」と言い残し絶命する。
ちなみに第21話「ストロンガー登場 2人ライダー対強敵2怪人」のタイトルコールデザインは劇場版のタイトルロゴを意識したものになっている。



ストロンガー「俺のバイクはカブトローってんだ!」
スカイライダー「俺のはスカイターボだぜ☆」
と愛車自慢をする二人。息抜きも必要だ。



サイ「どうだそっちは!?」
クラゲ「ストロンガーに邪魔された!」
サイ「何やってんだこのバカ!」
クラゲ「お前こそどうした!?」
サイ「うるせーバカ!」と揉めるも・・・


サイダンプ絶命時

「あぁ・・・・サイダーーーンプ!!」と叫ぶクラゲロン。
お互いに友情が芽生えていたのかもしれない。









コゴエンスキー
第22話に登場する冷凍怪人。元の被験者は不明。鳴き声は「フォー!!」。弱点は暑さ目。得意技は冷凍ガスの放出と冷凍手裏剣を投げること。任務は冷凍ミサイルを放ち東京を氷付けにすること。
冷凍車の荷台から登場した際に「コゴエンスキーだー!!フーーウ!!暑いなー!頭に来るなー!」と
若手芸人も裸足で逃げ出す超ハイテンションな挨拶をしてくれる。
なんと彼、サムスギール帝国という謎の国の司令官である。なぜNSに協力しているかは一切不明。冷凍ミサイル起動に必要な生け贄(女の子)を探す事から始める効率の悪さから魔神提督を怒らせ「あのバカ」扱いされる。
ライダーとの戦闘中に冷凍手裏剣が目に刺さり、以後目が弱点となってしまう。
最期の闘いで冷凍手裏剣が抜かれた目から体内の冷凍ガスが漏れ、力が弱ったところにスカイキックを食らい絶命する。最後まで今イチ立ち位置の分からない怪人となった。






ムササベーダー兄弟
第23話に登場するムササビ型怪人の兄弟。元の被験者は不明。鳴き声は両者とも「ベーダー」。得意技は誰にでもなれる変装と専用ナイフを使った攻撃と火炎放射。任務は東京の高層ビル破壊を目的としたX作戦で仮面ライダーを欺き、本来の横浜殲滅を目的としたY作戦を遂行すること。
NS日本支部史上初の兄弟怪人である。カナダ出身で体毛が白と茶で色分けされているがどちらが兄でどちらが弟かは不明。二手に分かれて東京と横浜を襲うと言うなかなか良くできた作戦を遂行するが、横浜に仮面ライダーV3が現れ作戦は失敗に終わる。
V3との戦闘中、実際にシリーズ2作目の『仮面ライダーV3』で使われた劇伴が使われるのでファンには溜まらない豪華な回となっている。
白いムササベーダーはスカイライダーとV3のダブルライダーキックを食らい、茶色いムササベーダーはスカイキックを食らい兄弟仲良く横浜の海へ絶命していく。
せっかくなら兄弟らしい連携攻撃や掛け合いを見たかったが、結果として驚くほど個性のない怪人になってしまったのは非常に残念である。






マダラカジン
第24話に登場するマダラ蚊型怪人。元の被験者は不明。鳴き声は「マダラマダラ」。得意技はマダラカガンの連射とマダラ蚊毒の注射とマダラ蚊剣の投げること。任務は毒ガス ドクロンをドリームランドにまき散らすこと。
ボルネオ島のジャングル出身にしては口元にマシンガンを内蔵している上に、来日時に洒落づいたのか首に白いマフラーを巻いているという型破りな感性の持ち主。ちなみに怪人の名前の語尾に「〜ジン」と付くのは彼が最後である。
小学生の女の子と30代ほどの歳の差兄弟が見せる兄弟愛の前にドリームランド作戦が失敗に終わり、トラックで毒ガスを巻きまくるという破れかぶれな作戦に出るもコレも失敗に終わる。余談ですが僕が小学生の頃、よくドリームランドに遊びに訪れていたのでこの撮影をしていたかと思うと胸が躍りますね。ドリームランドは2002年に閉園した神奈川の遊園地でヘイヘイおじさんというアトラクションに合わせて歌うおっさんが名物でした。
最後はマシンガンや剣などかなりのギミックを披露したが、自慢のマフラーを振り回されて目が回ったところにスカイキックを食らい絶命する。「ざんねん むねん まだら まだら」というかるたの下の句のような辞世の句を残した。






ゾウガメロン
第25話に登場するゾウガメ型怪人。元の被験者は不明。鳴き声は「グワングワーン」。得意技は球体になり転がる攻撃。任務は息子を利用して仮面ライダーを抹殺すること。
この回、仮面ライダー史上屈指の衝撃作だろう。なんとゾウガメロンには再現ドラマに出てくるような安っぽいアメリカ人女性の妻がいて、そこから生まれた赤ちゃんは改造人間だったという安売りワゴンセールに出されている超トンデモB級映画のような設定なのだ。
そして作戦がが作戦ではないのだ。筑波に偶然を装い、出産寸前の妻に会わせて出産に立ち会わせそのまま筑波に子供を育てさせるという無茶ぶり。姿を消した母親の代わりに筑波はその子供ボンゴを育てる過程で母性が目覚めて隙が生まれたところにボンゴと共に押しつぶすという、説明していて頭が混乱してくる穴だらけの作戦なのだ。
もう本当にどこから手をつけていいか分からないほどぶっ飛んでいる。「赤ちゃんはどうやってできるのー?」という子供のような質問を無粋ながら脚本家に問い合わせしたいものである。必殺技岩石落としで息子と妻を死なせたことで筑波の逆鱗に触れ、最後は容赦なく叩きのめされスカイキックを食らい絶命する。ラストは母子を埋葬し、ボンゴが好きだったハーモニカを奏でて終わるという悲哀に満ちた締めくくりとなっており、エンディング曲「はるかなる愛に賭けて」を続けて聞くと素晴らしいものがある。仮面ライダーが子育てに悩むという新たな境地を切り開いた名作であり、珍作だろう。



ということでいかがでしたでしょうか。
今回はクラゲロン、サイダンプ、ゾウガメロンという個性が爆裂した怪人を紹介できました。こう言ってしまうとアレですが、このシリーズに出てくる怪人はみんなブサイクですよねw 嫌悪感があるというのは怪人冥利に尽きる事だとは思いますがね。
次回からまた過去のライダーが全員登場したり、スカイライダーがパワーアップします。ということはかなりの強敵が登場するということなので、お楽しみに!





2015年2月19日木曜日

続・仮面ライダー(スカイライダー)に登場する怪人が面白い件


当時、同時期に放送していたスーパー戦隊シリーズ『バトルフィーバーJ』に人気を持っていかれていた為、主人公の本拠地の変更やキャストの一新や過去シリーズのライダー登場など多くのテコ入れがされた。
怪人は人間臭いキャラクターから悪の組織らしい恐ろしい強敵へと徐々にシフトチェンジしていくので少々寂しい気持ちもない訳ではない。だが個性豊かなことに変わりはないのでそこらへんにも注目して頂きたいと思います。
前回、第20話までと予告したのですが、第17話までを紹介します。幹部であるGMが第17話を持って退場となるのでそこまでの区切りにしたいと思います。

それではどうぞ!


サンショウジン
第11話に登場するサンショウウオ型 怪人。元の被験者は不明。酒が好物。得意技は必殺窒息締め。水辺ならどこでも出現することができる。任務は運動神経が良い少年を暗殺者へ育成し、ジュニアスポーツ世界大会にて各国のトップを暗殺すること。
任務が凄まじく手間のかかる内容でのっけから成功の見込みを感じられない。複数の戦闘員と共に少年達を松岡修造ばりに鍛え抜く。
度を超えた恵比寿顔で、訓練用の地雷を誤って踏んでしまったり酒に酔ったりとその出で立ちにあったコミカルな言動が多い。性格は熱血で自らをコーチと呼ばせるが、頑張った少年には豪勢な食事を与えるなど面倒見のいい一面もある。
酒を飲んでの仕事はそう上手くいくはずもなく、最期は必殺窒息締めを披露するが無駄な抵抗に終わり、スカイキックを食らい絶命する。





ナメクジン
第12話に登場するナメクジ型怪人。元の被験者は不明。得意技はあらゆる物の動きを封じる液体とあらゆる物を溶かす溶解細胞の放出。自らもその液体になる事ができる。任務はアジト内での労働者を集めること。
クリスマスで賑わう東京にサンタ姿で登場し猛威を振るう。 体がサンタカラー故の作戦なのか。その陽気な行動とは裏腹に性格は荒く闘志満々である。
ライダー対策としてMO液という変身ベルト トルネードの動きを奪う液体を放出し、変身を封じた強敵。風の抵抗でMO液が払われ変身可能となったライダーとの闘いでもかなり善戦する。頭のキレも良く「最強の改造人間」と謳われたキノコジンよりもその名に相応しいだろう。
最期は相打ちになり、「勝った・・・勝ったどー!!」と勝利を確信するほどライダーに深手を負わせたが、力を振り絞ったライダーのスカイキックを食らい、もう一歩のところで絶命する。
ちなみに溶解細胞が顔に張り付く様は『エイリアン』のチェストバスターのよう。時期的にも重なるのでもしかしたらそこからヒントを得たのかもしれない。





アリジゴクジン
第13話に登場するアリジゴク型怪人。元の被験者は不明。得意技は専用の鞭による攻撃と地面一帯を蟻地獄にし地中に引きずり込むこと。任務はプラスアルファ爆弾を使い東京を丸ごと吹っ飛ばすこと。
東京壊滅の為なら自身の命も厭わない屈強な精神の持ち主である。
時限爆弾を見つけ爆破を阻止するという『スピード』のようなスリリングな展開が繰り広げられる。偽の設置場所を教えたり、トラップを用意したりとその巧妙さはさながらデニス・ホッパーのようである。
最期はライダーの新必殺技 遠心投げで目が回りスカイキックを避けきれず「ざ、残念だあああああ!!」と断末魔を上げ、本当に残念そうに絶命していく。それもそのはずでその後の時限爆弾解除はなんとライダーの単なる勘で処理されてしまうのだから見てるこっちも残念でならない。
ちなみにこの回から変身時のベルトエフェクトがより派手なものになっている。






ハエジゴクジン
第14話に登場するハエジゴク型怪人。元の被験者は不明。得意技は
爆破粉の放出と専用の鞭と巨大ハエジゴクによる攻撃。任務は体内から生成される猛毒細菌ドクダーを風船に仕込み東京上空にばらまき爆破すること。
とてもメルヘンな上に非効率な任務を任されていて、富士急ハイランドに風船が不時着するとういうアクシデントをカバーする場面もある。終始「ビビビー!」と奇声を上げたりジェットコースターに乗りながら攻撃したりと頭の中もメルヘンである。しかし特有の鳴き声を持つ怪人は初である。
冒頭にて仮面ライダーのパワーを考慮した改造人間と自負しているが、どこが考慮されているのかよく分からない。ライダーを岩の下敷きにして少々動きを封じたが、岩の重さがたまたま絶妙だっただけで計算したとは思えない。
最期は華麗な鞭さばきを披露するも、スカイキックを食らい「ざんねーん!ライダーパワーの計算違いだ!」とテヘペロ絶命する。
ちなみに1クール目のこの回からテコ入れとして筑波の本拠地がハングライダー倶楽部からカフェ ブランカに変更になり、おやっさんポジションも志度博士からカフェのマスター谷さんに交代になる。

ジェットコースター上での大スペクタクルアクションシーンや悪の組織がせっせと風船を作る超シュールシなーンなど、見所の多い回になっている。









アオカビジン
第15話に登場するアオカビ型怪人。元の被験者は不明。弱点は火。鳴き声は「ガビー!」。得意技はカビの欠片の投てき。任務は関東大地震計画の遂行と仮面ライダーの抹殺。
改造手術成功時にそのアオカビの猛毒性から危険因子として扱われアジト内での移動は常にカプセルに収まっている。高濃度の溶解性を発揮するアオカビを使用し、地盤を溶かし大地震を誘発するという一大プロジェクトを任されている超有望株。アクティブで決断力に長け、筑波が感づいていると気づくや否や自ら街に赴いてアオカビをばらまき都市壊滅へ追いやる。
肉弾戦を得意とするライダーを逆手に取り、攻撃を受ける度にカビを付着させていく。その他にもカビを使い地割れを起こしたりとこの時点でNS日本支部史上最強の怪人と言えるだろう。また、バイクの運転が得意で運転しながらカビを四方へ投げたり、ライダーとのチェイスシーンも繰り広げたりした。
最期は火に弱いところを目撃した谷さんに弱点を暴露され、火に放り込まれ弱ったところにスカイキックを食らい絶命。





漫☆画太郎の『ババアゾーン』のばばあにそっくりである。












ゴキブリジン
第16話に登場するゴキブリ型怪人。元の被験者は不明。弱点は背中。鳴き声は「ンゴンゴンゴンゴ・・・」。得意技は高速移動とゴキブリ爆弾を使った攻撃。任務は仮面ライダーの抹殺とゴキブリ爆弾を使った殺人計画の遂行。
ついにNS大首領から「次で失敗したらお前責任取れよ」と最終勧告が告げられたGMは首の皮一枚つなげる為、NSで一番の改造手術のプロであるプロフェッサードクに超強力な改造人間を作るよう依頼し、誕生したのがゴキブリジンである。なんとスカイキックがに耐え得る肉体を持っていてゴキブリのしぶとさを体現した仕様になっている。そしてここで伝えなくてはならないのはあのライダーパワーの計算間違いをしたハエジゴクジンの戦闘時データが活かされている点だ。彼無くしてゴキブリジンは誕生しなかったということだ。
高速移動中は赤いマントを両手でバサバサとはためかしながら「ンゴンゴンゴンゴ」と唸る大変態である。
最期の闘いの最中、焦り出して乱入したGMの怪人体であるヤモリジンのライダーに対する攻撃に巻き込まれ、調子を崩し弱点である背中を見破られる。弱点を突かれ弱ったところにスカイキックを食らい絶命する。





ヤモリジン
第17話に登場するヤモリ型怪人。元の姿はGM。鳴き声は「ア"ウ!」。得意技はヤモリ爆弾とヤモリ鞭を使った攻撃と分身。任務は仮面ライダー及びカフェ ブランカのメンバーの抹殺。
結局自分が焦った為にゴキブリジンの計画が失敗し、後がなくなったGMが変身した姿である。幹部としてここまで威厳のない幹部は今までいただろうか。というよりキャラ立ちが皆無なのでそう感じるのかも知れない。その上、ゴキブリジン同様過去の戦闘データが利用され、今度は「世界最強」と謳われる始末。
カフェ ブランカのメンバーと共にライダーを爆破し、ついに勝利と思われたがライダーのスピードを計算に入れていなかったという今イチ理解不能な理由で失敗に終わる。と言うのもこのシーン単に爆破に耐えていたように見えるのだ。
最期は必殺技 ヤモリ分身の術(完全受け身)を披露するが簡単に見破られ、スカイキックを食らう。最期の最期の手段で全身爆弾で道連れにしようとするが、新たな幹部 魔神提督に木っ端微塵にされてしまう。


前回 自分がゴキブリジンにしたように、邪魔が入り絶命するという因果応報を辿ったGM。4ヶ月間本当にお疲れさまでした。






という事で、いかがでしたでしょうか。
どこの世界でも使えない奴は使えないということが色濃く出たGM編でした。でも「コレが最期だぞ」と言ってくれる大首領(上司)もありがたいと思いますよ?普通は「話がある」→木っ端微塵のルートだと思いますのでね。
そして次回から魔神提督編になります。しかも7人ライダーの登場もありより一層盛り上がっていきますので、次回をお楽しみに。