2011年12月15日木曜日

ワイルド7 試写会

お久しぶりの更新です。

遅ればせながら12月5日 ワイルド7試写会に行ってきた。

結論として「煮え切らないかっこよさ。やりたいことは分かるんだけど…」といったところ。

以下ネタバレ含む雑感。

前述の通り、いろいろと中途半端で鑑賞後煮え切らない部分が多々あった。
トラック側面からバイクが突き破って出てくるシーンとか物理的に不可能で「えぇ…」っていう。
そして深キョンの「これって新手のナンパ?」という台詞。
原作漫画の舞台を現代に差し替えてるんだからそんな脚本あるかー?と…。ずっこけてしまいました。

基本的にワイルド7メンバーが何故ワイルド7に選ばれたのか、そしてメンバーの過去も不明瞭だし、各々得意なフィールドで犯罪を犯してるわけなのにその個々の見せ場も少ない。むむむ…。
キャラを活かしきれてないのにみんな"かっこいい風"に仕上げられている。だから説得力がないというか「ああ、そう…」という印象。

PSU桐生とのラストバトルも中井貴一が幕引きを取るわけだがそこも…。
桐生しか管理できない裏の情報を中井貴一が世界に垂れ流しちゃって桐生終了という展開。
ここね、何で桐生しか扱えない情報を中井貴一がささっと操作して流せるわけ??やり方知ってるにしても当然そんな裏社会の情報に何かしらのロック等かけてる筈だよね?
うーむ、確かにこのシーン、展開は読めるものの中井貴一はかっこいい。だがここも勢いで乗り切ってるのが見え見えである。

漫画とドラマ版を見てないからこそ分からない部分もあるかも知れないが、そしたらだからこそ一見さんお断りみたいな内容はちょっとねーと思う。
かっこよく見せようというのは凄く分かるんだけど、全部肩透かし食らうって感じになってるんだよなー。だから見ててモヤモヤした。非常に勿体無い。

しかし、銃弾をふんだんに連射するシーン、高速道路でワイルド7がくの字型に並んで走る並び萌えシーンなど「おお!」となるシーンは少ないわけではないのでそこはお勧めできる。

何にせよ、無理がある勢い展開、キャラの描き不足が気になって仕方がない映画であるのは間違いない。

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